横浜市水道局がJICA長期専門家を派遣するなど協力している国際協力機構(JICA)の「リロングウェ市無収水対策能力強化プロジェクト(LiSCaP)」の活動として、同プロジェクトのカウンターパートであるマラウイ国の首都リロングウェ水公社の職員を対象にオンラインで行動デザイン・ナッジ研修を実施しました。
YBiT初の海外向け研修です。
コアメンバーの山本ゆり子、高木佑介が2020年9月17日、10月1日の2回にわたり研修を行い、行動デザイン・ナッジの基礎から、EASTフレームワーク、ナッジ活用プロセス等について講義を行うとともに、具体的な活用について意見交換しました。オンラインでの研修でしたが、受講者の関心の高さ、熱意を感じる研修となりました。
今後は、同公社が取り組むリロングウェ市の水道料金徴収率の向上、盗水の抑止等へのナッジの活用を目指します。
感染症対策として安全で安定した水道の重要性がさらに増している昨今、行動デザインの手法がマラウイ国の水道事業の改善の一助となるよう、引き続き協力していきます。
本研修の実施にあたっては、準備段階からプロジェクト関係者の皆さまにご協力いただきました。
この場を借りて、御礼申し上げます。
今後も日本の地方自治体におけるナッジの実践、そこから得られた知見を都市間の国際協力事業に生かせるよう、取り組んで参ります。