研究会開催報告(2019年10月)

政策イノベーション研究会から通算で12回目を数える研究会を10月9日に開催しました。 今回も横浜市内外から多くの方に参加いただきました。

毎回、多様な属性の方に参加いただいていることもあり、お互いをもっと知れる機会を!ということで、今回から近況発信の時間を会の冒頭に設けています。横浜市や神奈川県はもちろん、茅ケ崎市、尼崎市、宇治市、岡山県からの参加者が発言されました。YBiTに続くナッジユニットの設立を検討しているといった話題もあり、全国の自治体にナッジの取組が広がっているのを実感できる機会となりました。

尼崎市から参加の江上さん

そして今回のメインは、ナッジをわかりやすく伝えることに主眼を置いた、 YBiTアドバイザーの竹林正樹先生( 青森県立保健大学)からの講演です。スライドや構成の細部までナッジが効いた、まさにナッジの魅力を体現するような素敵な内容であっという間の1時間でした。

質疑応答では、RCT等エビデンスレベルの高い効果検証の実現性に関する質問や、ナッジを日常から実践するための心構えなど、多くの参加者から多様な切り口での質問がありました。最後に竹林先生からは、ナッジを知るだけで終わらせず最初の一歩を踏み出して取り組んでもらいたい、と参加者全員へエールをいただきました。竹林先生ありがとうございました!

また、会の最後には、前回研究会から1か月間でのYBiT活動報告を行いました。よんなな会(神戸)でのコアメンバーの発表や、本ホームページの公開などを報告しました。また、次月に向けては、 コアメンバーがYBiTの取組や行動デザインをテーマにした発表を2つの学会※で予定していることも報告しました。

第78回日本公衆衛生学会総会(高知10月24日、自由集会29)、行動経済学会第13回大会(名古屋11月10日、セッション:ナッジの実践と課題) の2つ

次回も毎月恒例の第二水曜日、 11月13日に開催します。興味のある自治体、中央省庁職員の方からのお問合せ、ご参加お待ちしております。

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